はじめに
今日は、「俺にはこの暗がりが心地よかった」を紹介します。
作品
作品名
俺にはこの暗がりが心地よかった
作者
星崎崑
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代表作

冒頭説明
主人公-黒瀬ヒカルは、そこらへんにいるような陰キャと呼ばれるような人物である。
そんな彼が日常を過ごす世界で、ある日、神が現れた。
神は、言った「異世界に1000人の人物を異世界に送る」と、
彼は、確率的に当たらないと考えていたが、幼馴染の相馬ナナミが選ばれてしまった。
異世界に行くのに選ばれてしまった彼女を、心配しながらも日々を過ごし転移当日となった。
その日、彼女は殺されていた。
それに気がついた彼が、救急車を呼ぼうとしたその瞬間、彼も殺されてしまった。
そして、目が覚めたら、転移者が訪れるスキルポイントを振り分ける部屋に招待されていた。
しかし、制限時間が圧倒的に少ないせいで、ランダム転移が選択されてしまい、危険なエリアに飛ばされてしまう。
これは、たくさんの人にライブ配信されながらも異世界で暮らしていく青年の物語。
オススメする点
掲示板要素が含まれている点
この作品には、最近主流となっている掲示板要素が含まれている。
主人公のピンチに注目してコメントを載せたり、主人公の殺人容疑に容赦のない言葉が投げかけられる場面がある。
その掲示板が、ネットだからと簡単に誹謗中傷する様子を見せてくれるので、「本当にこの物語のようなことが起きているのではないか?」とリアリティを感じさせてくれる。
5ちゃんねるみたいな掲示板が好きな人には、好きな人にはより親しみをもって楽しむことができる。
主人公が、不遇な点
主人公が、幼馴染と共に殺されることが原因で、殺人容疑ではないのかとの誹謗中傷のコメントがあふれてしまう。
それが原因で、鬱状態になったり、制限時間が短かったためランダム転移で深い森に転移されて強い魔物に出会うことになる。
ストレスフリーの物語に慣れている人は、意外性を感じさせ、より逼迫した緊迫感を味わうことができる。
人間の闇を感じさせるような感情表現や描写が上手な点
主人公の転移後に、主人公の家が燃やされたり、主人公の妹たちが日本で暮らしていけないような状況に陥ってしまうような不遇な目に合う。
また、掲示板には主人公への批判的なコメントがあれていて鬱状態になっている描写がとても上手である。
主人公サイドに感情移入しやすい人は注意が少し必要であるが、感情に変化を求めている人は、より楽しむことができる。
リンク
作品リンク
俺にはこの暗がりが心地よかった

ネトオク男の楽しい異世界貿易紀行

商品リンク
最後に
是非、時間があったら読んでみてください。今回は、前描いたのをリメイクしましたが、その時は書籍化されていなかったのでとてもうれしいですね。気に入ったら書籍版も買ってみてください。
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