作品名
TRPGの自キャラに転生って、俺まだ未プレイでLV1なんですけど?~ぼっちのTRPGオタクはキャラクター作成が趣味なだけでゲームは未プレイです。
作者
冒頭説明
主人公-伏見貴之は、学生時代にTRPGに病みつきになって趣味となったが、社交性を低かったことが原因で、一人で休日ひっそりとTRPGを楽しむような人物であった。
そんな彼は、新しいルールブックを見ながら、成長すれば万能に活躍することができる構成を作っていた。
しかし作り終わった直後、心臓発作によって亡くなってしまう。
もう彼の意識は戻らなくなるはずだったが、気がつくと、なぜか草原の上に立っていた。
そして、彼が、草原に立っていることを認識した瞬間、死ぬ前に彼が構成した能力をもっているミレウスという人物の記憶を持ちながら伏見貴之の意識を持っていることを認識することができた。
その上で、彼は、自分自身がミレウスであることを確認するためにステータスを開いて確認をした。
確認し終わった彼は、ミレウスとして、前世でTRPGの中で行動していたように冒険者となって活躍していくことになる。
これは、TRPGのキャラクターシートを利用して成長していく青年の物語。
オススメする点
成長の仕方が、普通のステータス制ではない点
通常のステータス制であれば、魔物を倒すごとにレベルが上昇したり、スキルが上昇したりする。しかし、この作品では、魔物を倒したり、冒険をしたりすることで入手した未使用経験点をジョブやスキル、基礎ステータスに振ることで成長することができるというものだった。そのため、普通のステータス制に飽きてしまった人から見れば、この作品は、目新しさを感じるながら、楽しむことができる。
仲間のキャラが珍しい点
主人公の仲間になるキャラクターは、普通の作品のように人間などではなく、コボルトや幽霊というような敵に多く出現しそうな者達である。前世で、TRPGを一人でやるように社会性がないということから人間が仲間になる可能性が少ないと感じていたが、敵キャラみたいなやつが仲間になることは新しくおもしろいと感じた。それに、人間に劣る能力を持つコボルトを成長させていき、いっぱしの仲間にするのも育成ゲームみたいで良いと感じることができる。
オススメできない点
すぐに中級冒険者となるが、主人公の成長速度のすごさがあまりわからない点
主人公は、4つの困難を乗り越えて、中級冒険者となる。加えて、キャラクターシートで経験値を振り分けてることで周りの冒険者より早く強くなることができている。だけど、周りの冒険者の成長速度がわからないため、主人公の成長速度が普通だと感じてしまい主人公の成長速度のすごさがあまりわからない。しかし、冒険過程で、主人公の判断能力の高さなどを感じて楽しむことができるので違う点での主人公のすごさを楽しんで欲しい。
最後に
是非、時間があったら読んでみてください。
雑談
TRPGのように想像力で冒険を楽しむっていうのもたまにはいいですよね。
リンク
作品リンク(小説家になろう)

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