欠色の竜人として生まれましたが、生きているだけで幸せです。
主人公は、前世で病気を患っていた。
そして、主人公が、12歳ごろに病状が悪化したことが原因で死んでしまった。
しかし、気がつくと、殻の中にいた。
周りで、ピキピキと何かが割れるような音がした。
それに呼応して、主人公は、何とか卵の殻を割ろうとして頑張るが、なかなか割ることができなかった。
あきらめかけたその時、何か声が聞こえてきた。
主人公は、その声に応えて残るすべての力を振り絞って何とか割ることができた。
しかし、主人公は、欠色という、通常の竜人とは異なり弱い存在になってしまっていた。
これは、主人公が、欠色というハンデをものともせず、前世より健康な肉体を持つことに感謝し、自らの固有の考え方を押し通していく物語である。